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先日の長野県訪問の際に、もう一つ建築物を見てきました。
大町市にある(正確には富山県)日本最大級の水力発電ダム、「黒部ダム」です。
事前の下調べはほとんどせずに、ただ”ダムを観にいく”というノリで行くことに。
長野県側から車で行けるのは扇沢駅まで。
ここの駐車場代が時間関係なく一日

1,000円

ちょっと高いなぁ

と思いつつも引き返すのも嫌なので払うことに。
ここから歩くのかな

と係りの人に聞くと、バスに乗っていくとのこと。
往復で人数分のバスチケットを買おうとしたところ・・・6,250円



・・・たっ、高い



・・・予定外の出費だけど仕方なく

しっかり元は取らねば!と気持ちを入れ替えてバスに乗り込む。

その高~いバス、名前を「トロリーバス」といいます。
電気のみで走るバスで、関電トンネルの中を延々と15分くらい走ります。
トンネル内はかなり狭く、途中ガリガリと何かが擦れるような音が・・・。
大丈夫かな、

と軽く心配しているうちに到着。
このトンネル内がものすっごく涼しいんです。
涼しいというより、寒いくらい。
トンネル内の気温は

なんと、12度

(外気温は28度くらい)
この温度計は出口近くに置いてあったので、トンネルの奥は多分10度以下ですね。
吐く息が白いんだもの

トンネルの先は
でっかい

しかも広い

とにかく高い

国内最高の186mというのは物凄い。
小さ~く見えるのが人です。
一緒に連れてきた息子は立ちすくんでしまい、道の真ん中から動こうとしませんでした。

どうしたものかと考えていると、こういう施設のお決まりの「スタンプラリー」をやっていたので、せっかくだからコンプしようというと説得。
ビビリまくっていた息子もこの手のイベントは大好きなので、案外すぐに立ち直りました。
しかし、右下の写真の擁壁づたいの鉄骨階段を登るときはしっかりと手を握らないとダメでしたけど。
所々休憩場所がありましたが段数が物凄くて、多分1000段くらいあったのかな。
スタンプを全部押し終わるころには、10km近く歩きましたね。

予備知識なく観たことで、この規模のものを40年以上前に建築したということにより感激しました。
標高1400mを超える山奥に膨大な量の建築資材を運んだこと。
7年にわたる熾烈な工事の中、多くの殉職者を出したこと。
ダム工事は土木工事になるので、建築工事専門の私がその一端にさえ関わることは今後もないでしょう。
しかし、それでもこのスケール感、ダイナミックさ、自然との共存関係、etc...はスゴイの一言に尽きます。
直接仕事には活かせませんが、得るものはたくさんありました。
元はしっかり取れたみたいです。
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