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風をよむ(4)

ここのところ、空がスッキリしません。
猛暑でなければエアコンの使用率は下がるので「節電」には好都合なのでしょうけど、熊谷の夏は暑くないとなんだか・・・。




今回も自立循環型住宅の風を取り入れる工夫について

これまでに、地域ごとに多く吹く風向き(卓越風)、建物が風を受けた場合の風の向き(風圧力の差)、取り込む風の温度について記事にしました。
そしてもう1ステップ風を取り入れるための方法を書きます。

風が家の中に入ってくる量は、開口(窓)面積で決まります。
大きければ大きいほど、たくさんの風が入ります。
また、大きい窓をとる場合と小さい窓を複数とる場合であっても、面積が同じであれば風の入る量は変わりません。
例えば、2㎡の窓を1箇所とる場合と0.5㎡の窓を4箇所とる場合でも風の入る量は同じになります。

では、下の図のような場合はどうなるでしょうwind3

理想は風上・風下に同程度の面積の窓を確保することですが、中々そうはいきません。
風上・風下で窓面積に差があるとどうなるかというと、
図のBの場合、風下の小さい窓に向かってゆっくりと広がるように風が入ります。
図のCの場合、風上の窓で速さを増して、強めの風になります。
外からの強い通風を望まない場合は、窓の大きさに注意が必要ですね。

「風をよむ」はここまでで終了です。
何か家づくりの参考になれば幸いです。

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風をよむ(3)

久しぶりの日記更新です。
写真と違って図などを用意するのは時間がかかりますね。

さて、一回目二回目で埼玉県の卓越風を調べました。
卓越風を調べることは自然の風を取り入れる計画の最初のステップになります。

敷地の廻りに何も建築物などの障害物が無い場合は、卓越風の風向きを素直に評価できます。
しかし、実際に家を建てる敷地の条件は様々です。
住宅街などで卓越風の方向に障害物があれば自然の風を見込めないこともあります。

そこで、風の性質を少し理解するともう一つ上のステップへと進めます。

まずは、風に対して建物の配置を考えてみます。
風を正面で受ける場合と45度で受ける場合はおおよそ下のようになります。wind1
数字は吹いてくる風を1とした場合の割合です。
赤色の矢印は風が入る方向の力、青色の矢印は風が出ていく方向の力になります。
実際の建物配置と卓越風の角度を検討することで、窓をどの位置に設けるかの参考になります。
また、この風圧分布図は周辺の建築物の密集度が低いほど、図の数値に近くなります。

ここで、一点注意があります。
風を積極的に取り入れる季節は夏場になりますが、入ってくる空気の熱に注意が必要です。
炎天下の風をむやみに取り入れても、かえって熱風を浴びるようになり、爽快感どころか不快感を感じることもあります。
卓越風を取り入れる風上側の外構計画がとても重要なのです。

悪い例としては、タイルを貼ったテラスやコンクリート、アスファルトなどがあります。
これらは夏の強い日差しで表面温度は40度を超えますので、自然と入ってくる空気も熱風になります。

空気の温度を下げる方法は、芝を張ったり、池や水田があったり、日陰を作れる樹木などを取り入れる計画が効果的です。
そして、最も簡単な方法は簾やよしずを窓に設置することです。
今年は節電をしている方が多いので、その効果を実感しているのではないでしょうか。
当然、外構計画と併用すればより効果的です。

卓越風による通風経路の計画とその風上側の外構計画。
自然風を取り入れる上での大切なポイントです

風をよむ(2)

前回の記事で熊谷市の卓越風は、北西の風で夏冬分けると夏は東風、冬は北西風と書きました。

せっかくなので、熊谷市以外の埼玉県内のデータを拾ってみました。
k_saitama.png
k_yorii.png
k_chichibu.png
k_hatoyama.png
k_kuki.pngk_tokorozawa.png
k_koshigaya.png

各地域のデータを夏冬でまとめると
地域
熊谷北西
さいたま北北西
寄居東南東西
秩父北・南西南西
鳩山南東北西
久喜東南東北西
所沢
越谷東北東北西
となります。
秩父以外の地域は大体似たようなデータですね。

あくまでもこれは統計上のデータなので必ずこの風向きの風が吹く訳ではありません。
例えば、さいたま市のデータでは5~8月の卓越風の出現率(データ表の一つ左側)は9~10日/一月辺り です。
つまり、3日に1回(日)吹いてくる風向きということです。
それに対して所沢市のデータでは5~8月は約20日/一月辺り。
3日に2回(日)吹いてくる風向きです。

自然の風はとても気まぐれですが、上手く活用できるとより快適な暮らしを実現できます。
各地域の気象台には30年分ものデータが公開されていますので、是非参考にしていただきたいです。

風をよむ

自然エネルギーの活用をする上で、欠かせないものに「風」があります。
暑い時に窓から風が入ってくると、涼しさを感じますよね。
扇風機でも団扇でも暑さを感じている時の「風」は心地良いです。

でも、自然に窓から入ってくる「風」をコントロールするのは難しい。
太陽と一緒で、天気を自分都合で決めることはできません。
気まぐれな天気ですが、より活用するための手法はあります。
その手法をご紹介していきたいと思います。

「風」を家の中に取り入れるには「風向き」が判らないといけません。
「風向き」なんていつも違うでしょと思われるかも知れませんが、
実はある程度は「風向き」は決まっているんです。

一年間を通して一番多く吹く「風向き」を卓越風と言います。
「卓越風」は地域と季節、建物の密集度、近隣の環境によって違ってくることはありますが、それでも風向きの「アテ」になるものです。
どうやってそれを調べるかというと、気象庁の観測データを利用します。

たとえば、ここ熊谷市の20年間の毎月のデータの場合は、kumagaya2.png
こんな風になっています。(気象庁HPのデータ参照)
ここから読み取れるのは暖かい季節は「東風」が多く、寒い季節は「北西風」が多いということです。
風向きがほぼ2方向になっているので、解かり易い土地柄だなと思います。

この気象庁の観測データは全ての市町村分がある訳ではなく、観測台などがある地域だけです。
熊谷市の近隣市町村で言えば、寄居町・鴻巣市・鳩山町・ときがわ町・久喜市などがあります。
近隣でもデータは意外と変わったりします。

蛇足ですが、ここ数年の温暖化の影響でデータが変わっているのかもという考えが頭をよぎったので、近年のデータも参照してみました。
k_kumagaya3.png>k_kumagaya4.png
多少風向きにバラつきがでましたが、基本は「東」と「北西」ですね。

ということは、風を家の中に取り入れたい夏場は「東」の窓から取り入れると効率が良いといえます。
反対に風を入れたくない冬場対策としては、「北西」の窓を減らすといいですね。

自立循環型住宅

関東も梅雨明けしたようで、熊谷の「暑い」夏がやってきています。

原発問題の影響で省エネルギー意識が高まっている中、住宅ではどんな省エネルギーが可能でしょうか
最も効率的で解り易いのが住宅の「断熱化」です。
今月末で着工締め切りになる「住宅版エコポイント」の適用条件がそれです。

しかし住宅の「断熱化」をしてもエネルギーの使用量はにはできません。
主にこの「断熱化」の目的はエアコンやヒーター等のエネルギー効率の為にしています。
簡単に言うと、冷やしたら温くなりにくい家にしているだけです。(逆も同じで暖めたら冷めにくい)
夏冬は当然に冷暖房が必要なので、とても重要なことです。
そして「断熱化」が「住宅版エコポイント」で一般的になりつつある今、次のステップに進むべきかなと思います。

いろいろな理論・手法がありますが、SPIで薦めたいのは「自立循環型住宅」というものです。
これは、2005年に国土交通省技術政策総合研究所と独立行政法人建築研究所(どちらも名前が堅苦しくて長い)が2000年から研究してまとめた、総合的な住宅の省エネルギー化のマニュアルです。
このマニュアルでは、住宅のエネルギー消費を2000年を基準に2010年までに50%削減することが目標としています。
既に今年は2011年ですが(笑)、目標値の50%エネルギー消費削減を実現できている住宅はどれだけあるでしょうか
むしろ、「オール電化」が流行してエネルギー消費は増加しているかもしれません...。

これはとても優れたものなのですが、残念ながら住宅業界では認知・普及がイマイチです。
その理由は、「長期優良住宅」や「住宅版エコポイント」などのように補助金や税制優遇措置がないため、ハウスメーカーや工務店が目を向けないのかなと思います。
結果的には「長期優良住宅」や「住宅版エコポイント」は建物の性能を上げることになるので、お施主様に補助金意外にも大きなメリットがありますが、より快適な暮らしをするためには「自立循環型住宅」を目指すことが非常に有効だと思います。

先に書いたとおり、住宅の「断熱化」は冷暖房が前提のものです。
今しきりに言われている「節電」をすると、逆効果になる可能性すらあります。
そういった観点からも「自立循環型住宅」の手法は役立ってきます。

ソラマドのネタを切らしてる今省エネ意識が高まっている今、少しづつ「自立循環型住宅」の記事を書いていこうと思います。


さいたまモデルはいつでも内覧OKです。
ただ、スタッフが常駐していませんので事前にご連絡ください。
地図:

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SPIイグティブ社㈱
〒360-0015
熊谷市肥塚697-3
 info@spino.jp
048-529-0600
 http://sora.spino.jp/

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